Heart – “Barracuda” (1977) ~歌詞和訳



Heart – “Barracuda” (1977)




音楽情報サイトUltimate Classic Rockより、音楽評論記事を翻訳してご紹介します







Heart, ‘Barracuda’– Top 100 Classic Rock Songs

Annie Zaleski   Published: April 17, 2012




ハートにとって、1977年5月にリリースされた2作目のアルバム‘Little Queen’『リトル・クイーン』は、何の疑いもない大成功となるはずでした。この太平洋岸北西部のバンドは、前年にマッシュルーム・レコードからリリースされたデビュー作‘Dreamboat Annie’『ドリームボート・アニー』とそのヒットシングル‘Crazy On You’「クレイジー・オン・ユー」、‘Magic Man’「マジック・マン」の成功により、カナダとアメリカでスーパースターとしての地位を確立していたのです。

しかし、‘Little Queen’「リトル・クイーン」の発売とほぼ同時期に、マッシュルーム・レコードが、ハートが同社を離脱したことを受け、報復として発売した、バンドの未発表曲を集めたアルバム‘Magazine’「マガジン」がリリースされました。

両者の関係は、バンドの中心人物であるアン・ウィルソンとナンシー・ウィルソン姉妹が近親相姦関係にあることをほのめかす広告が掲載されたことも一因となり、最近悪化していました。この事件は、ハートの名声が高まるにつれて姉妹が経験した、数多くの性差別的な出来事の1つに過ぎませんでした。

曲‘Barracuda’「バラクーダ」は、アン・ウィルソンがこの女性嫌悪、特に「本当に卑劣な男」との舞台裏での出会いに対して感じた怒りに端を発しています。

「彼は、私たちが女性であるという理由だけで、私たちを貶めるような発言をする必要があったのです」と、彼女は 2007 年の A&E インタビューで語っています。「当時、私たちはこの業界に入ったばかりで、このような人々にこれからたくさん出会うことになるだろうと、そのことを痛感しました。それはまさに怒りの感情でした。私は、ある種、閉じ込められたような、そして本当に侮辱されたような気持ちになりました。

‘Barracuda’『バラクーダ』はその怒りを反映している:積み重なったツェッペリン風のリフはバッファローの大群が駆け抜けるような力強さで轟き、疾走するドラムと彼女のパワフルな歌声——オペラ的でありながら(twang-touched)ビュンと響くブルースの基盤を持つ楽器——が一体となる。彼女が‘Barracuda’「バラクーダ」と吐き捨てる時、あるいは「もし本物でうまくいかないなら、すぐに何か作り上げたほうがいいわ、あなたは燃え尽きる、燃え尽きる、燃え尽きる、燃え尽きる、芯まで燃え尽きる」と歌う時、彼女の軽蔑は明らかです。

しかし、‘Barracuda’「バラクーダ」は、その繊細さによっても効果を発揮しています。力強い表層の下には、持続的なギターが不安のきらめきを添えています。また、この曲の歌詞は、直接的な表現ではなく比喩的です。ウィルソン姉妹は、間接的に’the porpoise and me’「イルカと私」として表現され、曲の終わりには、彼女たちを侮辱した嫌な男から遠く離れて泳ぎ去ります。

ハートが私たちの「クラシックロックソングトップ100」リストにランクインしたこの曲は、長年にわたりその威力をまったく失っていません。実際、ハートのライブの定番曲として、この曲は、依然として過小評価されているギタリスト、ナンシー・ウィルソンの実力を披露する場となっています。彼女は、伝統的に、鋭いオープニングのコードを弾きながらスポットライトを浴びています。

(記事文章終わり)








Heart – “Barracuda” (1977) の歌詞和訳





[Verse 1]
So, this ain’t the end, I saw you again today
I had to turn my heart away
Smile like the sun, kisses for everyone
And tales, it never fails

まあ、これは最後じゃない、今日またアイツと会った
気持ちを背けないといけなかった
太陽のように笑顔を作り、誰にでもキスをする
そうして、うまい話に巻き込もうとする(話しが上手なんだ)






[Chorus]
You lying so low in the weeds
I bet you wanna ambush me
You’d have me down, down, down, down on my knees
*Now wouldn’t you, Barracuda?
Oh

アイツは草むらに身を潜めて
きっと、私を待ち伏せしたいんだ
アイツは私をひざまずかせたいんだ
そうでしょう、バラクーダ



*(Now wouldn’t you), Barracuda? = 貪欲で油断のならない人物[やつ]、どうもうな人、
(容赦ない)略奪者、(やり方が)攻撃的で容赦ない人、







[Verse 2]
*Back over time, we were all trying for free
You met the porpoise and me, uh-huh
No right, no wrong, selling a song, a name
Whisper game

その当時、私たちは皆、ノーギャラで試しにやっていた
アイツはイルカと私(我々のこと)に出会った
良いも悪いもなく、”Whisper game”(囁き遊び)ってな歌を売っていた


*for free = ノーギャラで






[Chorus]
*And if the real thing don’t do the trick
*You better make up something quick
*You gonna burn, burn, burn, burn, burn it to the wick
Ooh, Barracuda
Oh, yeah

もし売り込みが通じなかったら
すぐに何かをでっち上げた方がいい
オマエなんか地獄に落ちるだろう
ああ、バラクーダ



*the real thing = 本物, 実物,すばらしい物

*do the trick =
«口» 〈物事が〉所期の目的を達成させる,目的にかなう,間に合う,〈薬など〉効く、うまくいく


*You’d better make up = 〜するべきだ

*burn = 焼ける、やけどする、地獄に落ちる





[Bridge]
“Sell me, sell you,” the porpoise said
*Dive down deep now, to save my head
*You, I think that you got the blues, too
All that night and all the next
Swam without looking back
Made for the Western fools
Silly, silly fools

「私を売り込め、オマエを売り込め」とイルカは言った
今、深く潜り込んで、私を救って
オマエもまた、憂鬱になっているのだろう
あの夜も、次の日も
振り返ることもなく泳いでいた
西洋の愚か者たちのために作られた(歌)
馬鹿で愚かなものたちのため


*head = 生命、首、一人、頭

*get the blues = ⦅口⦆気がふさぐ, 悲しい






[Chorus]
The real thing don’t do the trick, no?
You better make up something quick
You gonna burn, burn, burn, burn, burn it to the wick
Oh, Barra-Barracuda
Yeah

もし売り込みが通じなかったら(そうでしょう)
すぐに何かをでっち上げた方がいい
オマエなんか地獄に落ちるだろう
ああ、バラクーダ



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翻訳 Temperamental Instrument The Flute

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翻訳はリーダーズ英和辞典(研究社)及び リーダーズ・プラス(研究社)を基本としています





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