Kate Bush – Wuthering Heights 〜歌詞和訳




Kate Bush – Wuthering Heights – Official Music Video – Version 1












イギリスの大手一般新聞 Guardian より、音楽評論記事を翻訳してご紹介します










The 100 greatest UK No 1s: No 14, Kate Bush – Wuthering Heights

Written when Bush was 18 years old, this eerie gothic tale of lost love and longing cemented her individuality from the very beginning

By Rebecca Nicholson

Tue 19 May 2020 09.00 BST




英国のNo.1ヒット100選:14位、ケイト・ブッシュ – 『嵐が丘』

18歳の時に発表された、この失われた愛と切望を描いた不気味なゴシック調の物語は、

彼女の個性を最初から確固たるものにしました

著:レベッカ・ニコルソン

2020年5月19日(火)





もし10代のケイト・ブッシュがレコード会社の意向に従っていたら、

彼女のデビューシングルは『嵐が丘』ではなかったでしょう

EMIは、彼女を世に送り出す曲として、不気味で循環的なこの曲よりも、

ジェームス・アンド・ザ・コールド・ガンのポップな曲を好みました

しかし、10代後半には、ブッシュははっきりと自分自身を知っており、

賢明にも『嵐が丘』を推しました



1978年初頭に日の目を見たこの曲はヒットしました

同年3月には、英国チャートで1位を獲得し、

女性アーティストが作曲・録音したシングル曲としては初の快挙を達成しました

アバの「テイク・ア・チャンス・オン・ミー」を追い抜き、1か月間1位を維持しました



ブッシュが18歳の時に「嵐が丘」を書いたという驚くべき事実を思い出す価値があるかもしれません

思春期の苦悩に対する鋭い洞察力が、この曲を特別なものにしているのかもしれません

ブッシュは、エミリー・ブロンテの小説の古いテレビドラマ化に触発され、原作を探し求めました

キャサリン・ アーンショウの亡霊の視点で書かれたこの歌は、

残酷なヒースクリフに、愛しているのに憎いと訴える若い女性が、

自分の魂を家の中に入れるようにと懇願する内容で、

ゴシックメロドラマの様相を呈し、次第に激しさを増していきます

この曲は素晴らしい出来栄えですが、ブッシュは作曲に苦労した様子はありませんでした

「実は、とても簡単に思いついたの」とブッシュは後に回想し、

ピアノを弾いていた月明かりの夜の話をしました

ボーカルは1回のテイクで録音されたと言われています

ブッシュは、自身とブロンテが同じ誕生日であることを知り、運命的なつながりを感じました

この曲の誕生秘話はさりげないものですが、曲自体は奇妙なほど扱いにくいものです

ピアノが静かに響き、失われた愛と切望をめぐるこの心霊的な物語の幕開けを告げ、

その後、タイトで高いメロディがあなたを引き込みます

ブッシュの歌声が物語を推し進めるように、このメロディはループし、

軽快に、上昇し、下降し、キャサリンが荒れ野を闊歩するように続きます



BBCの2014年のドキュメンタリー番組『The Kate Bush Story』では、

アーティストたちが次々と、初めてラジオでこの曲を聴いたときのことを思い出し、

「いったい何だったのか?」と口々に語っています

「ケイト・ブッシュの曲の1音、あるいは彼女の歌声の1音を耳にすれば、それが何なのか分かる」と、

別名St.Vincentことアニー・クラークは語っていますが、それは最初からずっとそうでした

ブッシュのパフォーマーとしての姿は、同様に人々を魅了し、動揺させるものでした

彼女は、この曲のミュージックビデオを2本制作し、

1978年には5回もトップ・オブ・ザ・ポップスに出演し、

大きな目、ふわふわした素材、奇抜な振り付けを組み合わせることで、

キャシーの本質を体現する幽玄な存在としての彼女のパブリックイメージを確立しました

この振り付けは、現在でも愛され、模倣され、パロディ化されています

『嵐が丘』はブッシュをポップスターに変身させましたが、

彼女は今でもそのルールを自分の意志で曲げ続けています

彼女の個性は最初から確固としたものでした

(記事文章終わり)










Kate Bush – Wuthering Heights の歌詞和訳







[Verse 1]
*Out on the wily, windy moors
We’d roll and fall in green
You had a temper like my jealousy
Too hot, too greedy
How could you leave me
When I needed to possess you?
I hated you, I loved you too

曲がりくねった吹きさらしの荒れ野に出ては
二人で緑の中を転がり落ちたものだった
あなたは、私の嫉妬にも似た気性をしていた
あまりに血の気が多く、欲が深い
どうして、あなたは私を置き去りにしたの
私は、あなたを独り占めしたかった
あなたが憎く、でも愛していました


*Out on = 〜に出かける







[Pre-Chorus]
Bad dreams in the night
They told me I was going to lose the fight
*Leave behind my wuthering, wuthering
Wuthering Heights

夜の悪夢
悪夢は私が戦いに敗れると告げた
私の嵐が丘に置き去りにすると告げた



*leave behind = 置き忘れる,忘れてくる;置き去りにする







[Chorus]
Heathcliff, it’s me, I’m Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window
Heathcliff, it’s me, I’m Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window

ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
戻ってきたのよ、とても寒いの
窓を開けてよ
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
戻ってきたのよ、とても寒いの
窓を開けてよ




(前掲の評論を参照)
キャサリン・ アーンショウの亡霊の視点で書かれた歌詞です
残酷なヒースクリフに、愛しているのに憎いと訴える若い女性が、
自分の魂を家の中に入れるようにと懇願する内容









[Verse 2]
Ooh, it gets dark, it gets lonely
On the other side from you
I pine a lot, I find the lot
*Falls through without you
I’m coming back, love, cruel Heathcliff
My one dream, my only master

暗くなって、寂しいわ
あなたとは真逆に
多くを思い焦がれ、多くを見つめた
あなたがいないと、私はダメなの
戻ってくるのよ、愛する、残酷なヒースクリフ
私の唯一の夢、私のただ一人のあなた



*fáll thróugh =〈計画などが〉失敗に終わる, だめになる






[Pre-Chorus]
Too long I roam in the night
I’m coming back to his side to put it right
I’m coming home to wuthering, wuthering
Wuthering Heights

とても長く、夜を彷徨い
あなたの側に居られるように、戻ってくるのよ
嵐が丘に戻ってくるのよ









[Chorus]
Heathcliff, it’s me, I’m Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window
Heathcliff, it’s me, I’m Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window

ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
戻ってきたのよ、とても寒いの
窓を開けてよ
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
戻ってきたのよ、とても寒いの
窓を開けてよ









[Bridge]
Ooh, *let me have it
Let me *grab your soul away
Ooh, let me have it
Let me grab your soul away
You know it’s me, Cathy

あなたの魂を私にください(=あなたの話しを聞かせてよ)
あなたの魂を掴ませてください
あなたの魂を私にください
あなたの魂を掴ませてください
キャシーよ



*Let me [Let’s] have it! =
私に持たせてよ!、私に下さい!、教えてくれ,話せよ,聞こうじゃないか.

*grab away = …をつかみ取る







[Chorus]
Heathcliff, it’s me, I’m Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window
Heathcliff, it’s me, I’m Cathy
I’ve come home, I’m so cold
Let me in-a-your window
Heathcliff, it’s me, I’m Cathy
I’ve come home, I’m so cold

ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
戻ってきたのよ、とても寒いの
窓を開けてよ
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
戻ってきたのよ、とても寒いの
窓を開けてよ



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翻訳 Temperamental Instrument The Flute

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翻訳はリーダーズ英和辞典(研究社)及び リーダーズ・プラス(研究社)を基本としています





2 Replies to “Kate Bush – Wuthering Heights 〜歌詞和訳”

  1. 嵐が丘の小説の雰囲気と、物凄く合っていて驚くばかり。嵐が丘の小説もこの曲も大好き♡

    1. 「私のエドガーへの愛は、森の葉っぱのようなもの。冬が来れば変わってしまう。でも、ヒースクリフへの愛は、地層の下にある永遠の岩のようよ。目に見える楽しみは与えてくれないけれど、必要なものなの。ネリー、私がヒースクリフなのよ! 彼はいつも、常に私の心の中にいるの。わが身としてね」
      このキャサリンの真実の愛の言葉を全部聞かずに、悪い部分の言葉だけを聞いてヒースクリフは恋のすれ違いにはまり込み、悲劇へと走ってしまいましたね。喜びと悲しみは背中合わせで、いつもいっしょにあるものかもしれません。悲しみが歌の中に込められていて、胸が痛いですね。コメントありがとうございます。

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