Heart – Alone ~歌詞和訳


Heart – Alone










NY発の音楽情報サイト『Ultimate Classic Rock』誌より
音楽評論記事を翻訳してご紹介します







How Heart Finally Made a Hit Out of ‘Alone’

Gary Graff
Published: July 11, 2022


『Alone』が遂にヒット曲となった経緯

ゲイリー・グラフ
公開日:2022年7月11日




1987年、ビリー・スタインバーグとトム・ケリーによる「Alone」は、ハートのおかげで3度目の正直となりました。

このパワフルなバラードは、1983年にスタインバーグとケリーがi-Tenという名前でリリースしたアルバム『Taking the Cold Look』でデビューしました(キース・オルセンとトトのスティーブ・ルカサーがプロデュース)。その1年後、俳優のジョン・スタモスとヴァレリー・スティーブンソンが、CBSの1シーズン限定のコメディドラマ『ドリームズ』の第6話でこの曲を歌いました。このデュエットは、その年の終わりにリリースされたサウンドトラックにも収録されましたが、これもあまり成功は収めませんでした。

2度の失敗でしたが、「アローン」はまだ終わっていませんでした。

レコーディングアーティストとしては人気はありませんでしたが、スタインバーグとケリーは作曲家として成功を収め始めました。彼らのチャートトップの連勝は、1984年のマドンナのシングル「ライク・ア・ヴァージン」から始まりました。また、シンディ・ローパー(「トゥルー・カラーズ」)、バングルズ(「エターナル・フレイム」)、ホイットニー・ヒューストン(「ソー・エモーショナル」)など、数多くのアーティストのヒット曲も生み出しました。一方、「アローン」は、このデュオが、これまでの作品ではその真価が評価されていないと感じていた曲でした。

「『Taking a Cold Look』の出来にはあまり満足できませんでしたが、そのアルバムにはいくつかの良い曲も収録されていました」と、スタインバーグは Songfacts に語っています。「そのアルバムの中で最も傑出した曲は『Alone』でした。トムと私は…そのアルバムが成功しなかったとき、この曲を一旦脇に置いておきました。… 私はそれらの曲を引出しにしまい、忘れてしまいましたが、その後、トムと私は『ライク・ア・ヴァージン』や『トゥルー・カラーズ』で大成功を収め、ハートがパワーバラードを探していると聞いたとき、トムが『アローンはどう?』と言ったのです。私はひるんで『ああ、その曲は本当に見たくないな』と言いました。すると彼は、「どういう意味ですか?それは完璧ですよ」と言ったのです。

スタインバーグとケリーは、「Alone」の最初の行を、元の「I always fared well on my own(私はいつも一人でうまくやってきました)」から「’Til now, I always got by on my own(今まで、私はいつも一人でやってきました)」に変更しました。「そしてトムがメロディーを変更し、より動きのある、ほとんど R&B のような雰囲気の曲に仕上げてくれました」とスタインバーグは振り返ります。「そのおかげでコーラスが本当に引き立ち、突然、私はこの曲が再び好きになりました。私たちはすぐにこの曲の新しいデモを作り、当時ハートのプロデューサーを務めていたロン・ネヴィソンに聴かせました。彼はこの曲をとても気に入り、彼らはこの曲を収録しました。

ハートは、1985年のマルチプラチナ・カムバック作『ハート』から始まった、外部作家による楽曲をアルバムに多数収録するという考えに苛立っていました。この傾向は、ダイアン・ウォーレンの楽曲と、ケリーとスタインバーグの共作「アイ・ウォント・ユー・ソー・バッド」が収録された1987年の『バッド・アニマルズ』でも続きました。

「ロサンゼルスのソングライターたちが、あらゆるアーティストに売り込むために書いたような曲で、ハートがそれを譲り受け、演奏して成功を収めましたが、それらは実際には時の試練に耐えるものではありませんでした」と、グループのアン・ウィルソンは2022年にUCR(『Ultimate Classic Rock』誌)に語っています。「そこにはあまり実質的なものはありません。誰にでも書けるような曲でした。ハートにとって最も効果的で、本当に輝きを放つ曲は、私たちが自分たちで書いた曲です」

しかし、1987年7月に「Alone」が達成したように、誰もがナンバーワンヒットを飛ばせるわけではありません。この曲は、1年前にリリースされた「These Dreams」に続く、同グループにとって2曲目のチャート1位曲であり、ビルボード・ホット100で3曲目のトップ5ヒット曲となりました。1987年の年末のトップ・ポップ・シングル・チャートでは2位となり、カナダでも1位を獲得しました。また、「Alone」は、ハートにとって英国で唯一のトップ5シングルとなりました。

(記事文章終わり)









Heart – Aloneの歌詞和訳




[Verse 1]
I hear the ticking of the clock
I’m lying here, the room’s pitch dark
I wonder where you are tonight
No answer on the telephone
And the night goes by so very slow
Oh, I hope that it won’t end though
Alone

チクタクと時計の音が聞こえる
ここで横になりながら、部屋は真っ暗闇に包まれている
今夜は、あなたはどこにいるのかしら
電話をしても繋がらない
こんな夜は時間の経つのがとても遅い
ああ、一人のままで夜を終わらせたくない





[Chorus]
*’Til now, I always got by on my own
I never really cared until I met you
*And now it chills me to the bone
*How do I get you alone?
How do I get you alone?

今まで、私はいつも一人でやってきた
あなたに逢うまでは、ほんとうに気が滅入ることはなかった
それが今は身も凍る思いがするの
どうすれば、あなたといっしょになれるの?
どうすれば、あなたといっしょになれるの?



*’Til now, I always got by on my own
カバー曲なので、ここの歌詞は変えられている

元の歌詞:「I always fared well on my own(私はいつも一人でうまくやってきました)」
上の評論文を参照


*And now it chills me to the bone
be chilled to the bone =
血も凍る思いである(ぞっとする); すっかり冷えこむ


*How do I get you alone?
”alone”には「いっしょに」「ふたりで」のニュアンスが含まれています

例文:
We were alone.
我々きりだった


alone together
二人きりで

I want to speak to you alone.
君と二人だけ[きり]で話がしたい






[Verse 2]
You don’t know how long I have wanted
To touch your lips and hold you tight, oh
You don’t know how long I have waited
And I was gonna tell you tonight
But the secret is still my own
And my love for you is still unknown
Alone
Oh, oh, oh, oh

あなたの唇に触れ、強く抱きしめたいと
どれだけ長く望んでいたか、あなたは分かっていない
どれだけ長く待っていたか、あなたは分かっていない
今夜、あなたに伝えるつもりだった
だけど、秘密は未だに私のもの(恋心は秘密のまま)
あなたへの愛は未だに知られていない
ひとりぼっちなの




[Chorus]
‘Til now, I always got by on my own
I never really cared until I met you
And now it chills me to the bone
How do I get you alone?
How do I get you alone?

今まで、私はいつも一人でやってきた
あなたに逢うまでは、ほんとうに気が滅入ることはなかった
それが今は身も凍る思いがするの
どうすれば、あなたといっしょになれるの?
どうすれば、あなたといっしょになれるの?







[Outro]
How do I get you alone?
How do I get you alone?
Alone
Alone

どうすれば、あなたといっしょになれるの?
どうすれば、あなたといっしょになれるの?
ひとりぼっちなの
ひとりぼっちなの


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翻訳 Temperamental Instrument The Flute

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翻訳はリーダーズ英和辞典(研究社)及び リーダーズ・プラス(研究社)を基本としています









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