音楽情報サイト American Songwriter より音楽評論記事を翻訳してご紹介します
Behind the Song: Procol Harum, “A Whiter Shade Of Pale”
BY JIM BEVIGLIA 5 YEARS AGO
曲の背景:プロコル・ハルム、「A Whiter Shade Of Pale」
ジム・ベヴィリア 5年前
ヒット曲を出したミュージシャンやヒット曲を待ち望むミュージシャンが
よく口にする有名な格言は、ヒットシングルの正確な構成がわかれば、
その公式はいつでも繰り返して使えるというものです
しかし、紙の上ではばかげているように聞こえるが、
録音してみるとまったく魔法のようだったいくつかの組み合わせを考えると、
ヒット曲は才能、インスピレーション、運、そして録音スタジオに漂うが、
特定のミュージシャンに特定のタイミングで降りかかるある種の魔法の粉の
組み合わせによって生み出されるのは明らかです
プロコル・ハルムが「A Whiter Shade Of Pale」を録音したときもそうでした
結局のところ、1967年にイギリスで1位、アメリカで5位になり、
その時代のフラワーパワーやサイケデリックな曲の多くを凌駕して
60年代で最も長く愛されている曲の1つとなった
「A Whiter Shade Of Pale」の成功を誰が予想できたでしょうか
これは比較的無名のイギリスのバンドがリリースした最初のシングルであり、
バッハに由来する古典的なオルガンパートが主導し、
その時代で最も不可解な歌詞のいくつかが特徴的でした
しかし、マシュー・フィッシャーのハモンドオルガンが空気を切り裂く瞬間、
「A Whiter Shade Of Pale」は完全に魅惑的です
プロコル・ハルムの歌手ゲイリー・ブルッカーが作曲を担当しましたが、
フィッシャーのオルガンパートがあまりにも目立っていたため、
長い法廷闘争の末、最終的にフィッシャーは作詞作曲者としてクレジットされました
バンドの主任作詞家を務めたキース・リードは、
今でも一緒に歌わずにはいられない何世代にもわたるファンを困惑させてきた歌詞を書いたのです
「A Whiter Shade of Pale」の意味とは?
Uncut誌のインタビューで、リードは曲の起源と意味について少し明かしました
「「a whiter shade of pale」というフレーズが思い浮かび、
それが始まりで、これが曲だと分かった」と彼は語りました
「1つのピースがあって、他のピースを全部はめ込んでいくジグソーパズルのようなものだ。
女の子が男の子と別れるという単純な物語を語るのと同じくらい、
雰囲気を醸し出そうとした。
天井が飛んでいき、部屋が激しくハミングする中、シーンのイメージを描きたかったんだ」
「A Whiter Shade Of Pale」は、酔っ払って性的な冒険が
うまくいかなかった瞬間を捉えたものだというのが一般的な見解です
しかし、この曲は特定の解釈を拒み、
むしろ悲しげな音楽とブルッカーの苦しそうな歌い方によって
装飾されたさまざまな陰鬱さを思い起こさせるのです
たとえその意味を完全に理解できなくても、
60年代半ばのディランのシュールな物語の歌に明らかに影響を受けたリードは、
不滅のオープニング「We skipped the light fandango.」から、いつまでも心に残る歌詞を書くのです
これらの歌詞を直線的な一貫性にまとめようとする試みは、
一部は誤解と
(リードは「As the miller told his tale」という歌詞はチョーサーとは何の関係もないと主張しました)
ポップラジオの要求によって
(再生時間を短くするために2つの余分な詩が削除されました)
あらゆる場面で妨げられています
気にする必要はないでしょう
プロコル・ハルムの「A Whiter Shade Of Pale」を理解しようと時間をかけすぎると、
荘厳に表現された悲しみを見逃してしまうかもしれないです
(記事文章終わり)
Procol Harum – A Whiter Shade of Pale の歌詞和訳
[Verse 1]
We skipped the light fandango
Turned cartwheels ‘cross the floor
I was feeling kinda seasick
But the crowd called out for more
The room was humming harder
As the ceiling flew away
When we called out for another drink
The waiter brought a tray
僕たちは軽いファンダンゴを踊ったり
フロアを横切って側転をしたりした
僕はちょっと船酔いを感じていた
しかし、見物人はもっとやれと大声で誘い出した
部屋は激しくハミング(活気づいた様子)していた
天井が飛んで行ってしまうぐらいに
僕たちが酒をもう一杯注文したら
ウェイターがトレイ(皿、お盆)を持ってきた
[Chorus]
And so it was that later
As the miller told his tale
That her face, at first just ghostly
Turned a whiter shade of pale*
それから後になってからのことだった
粉屋が彼の物語を語ったとき
初めは影のようにぼんやりした彼女の顔が
真っ青になった
歌のタイトル
a whiter shade of pale* = 真っ青(=彼女の人間性と浮気の罪と戦争の悲しみを同時に表現)
(粉屋の彼の物語の内容は恋愛の裏切りや浮気と思われる)
(表情が青くなるのは彼女の純真無垢さを示している
これが歌のタイトルになっているのは
戦争の悲劇と彼女の純情無垢さと一点の罪(彼女の浮気)を重ねて
荘厳に人間の悲しみを描いている)
[Verse 2]
She said, there is no reason
And the truth is plain to see
But I wandered through my playing cards
And would not let her be
One of sixteen vestal virgins
Who were leaving for the coast
And although my eyes were open
They might have just as well’ve been closed
彼女が言った、理由はない
真実は見るも明白だわ
確かに、僕はカードゲームのように迷いさまよっていたから
だから、僕は彼女を放っておかなかった
海岸へ向かっていた16人のウェスターリス(純潔な女性)のうちの一人
僕の目は開いていたにもかかわらず
閉じていたのも同然だったかもしれない
[Chorus]
And so it was that later
As the miller told his tale
That her face at first just ghostly
Turned a whiter shade of pale
それから後になってからのことだった
粉屋が彼の物語を語ったとき
初めは影のようにぼんやりした
彼女の顔が真っ青になった
[Additional Verse]
She said, ‘I’m home on shore leave,’
Though in truth we were at sea
So I took her by the looking glass
And forced her to agree
Saying, ‘You must be the mermaid
Who took Neptune for a ride.’
But she smiled at me so sadly
That my anger straightway died
彼女が言った、実のところ、私たちは海にいたのだけれど
上陸許可をもらって家に居るの
僕は彼女を姿見(鏡)のところに連れて行き
君はきっとネプチューンを乗せたマーメイドだろうと言いながら
無理矢理に同意させた(言い聞かせて慰めた)
しかし、彼女はとても悲しそうに僕を見て微笑み
僕の苦しみはすぐに消えてしまった(自分も慰められた)
(彼女は戦争で海軍に所属して恋人と離ればなれでいる悲しみ)
(「無理矢理に同意させた」
「しかし、彼女はとても悲しそうに僕を見て微笑み」という歌詞は
自身の浮気を吹っ切れない彼女の様子を描いている=背景に戦争の悲しみの重さ)
[Chorus]
And so it was that later
As the miller told his tale
That her face at first just ghostly
Turned a whiter shade of pale
それから後になってからのことだった
粉屋が彼の物語を語ったとき
初めは影のようにぼんやりした
彼女の顔が真っ青になった
[Verse 4]
If music be the food of love
Then laughter is its queen
And likewise if behind is in front
Then dirt in truth is clean
My mouth by then like cardboard
Seemed to slip straight through my head*
So we crash-dived straightway quickly
And attacked the ocean bed
音楽が愛の糧なら
笑いはその女王だ
同様に、後ろが前なら
真実の中にある汚れは清潔なものだ
僕の言いぐさは厚紙のように
思いついたことを口にするようだ
だから、僕たちはすぐさま急速潜航し
海洋底に攻め込んだ(海の底まで深く進む)
slip straight through* = さっとすり抜ける
(男女の関係は言葉でうんぬんより、戦争の悲しみの重さに耐えきれず、
最後はベッドの中という暗雲垂れ込める重い心情で描かれた結末)
(「真実の中にある汚れは清潔なものだ」という歌詞は
純情無垢な彼女の一点の汚れ、浮気などは清潔だと表現している)
(この歌の歌詞の背後には一貫して人間の弱さや悲しさ、
戦争の悲しみの重さがが荘厳に漂っていることを感じさせます
これこそ(荘厳な悲しみ)がこの歌の芸術的な本質「この歌のモチーフ」のようです)
[Chorus]
And so it was that later
As the miller told his tale
That her face at first just ghostly
Turned a whiter shade of pale
それから後になってからのことだった
粉屋が彼の物語を語ったとき
初めは影のようにぼんやりした
彼女の顔が真っ青になった
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翻訳 Temperamental Instrument The Flute
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翻訳はリーダーズ英和辞典(研究社)及び リーダーズ・プラス(研究社)を基本としています
