
レディエント・バーミン Radiant Vermin
作: フィリップ・リドリー
翻訳:小宮山智津子
演出:白井晃
出演: 高橋一生 吉高由里子 キムラ緑子
会場:兵庫県立芸術文化センター
本作はイギリスの劇作家フィリップ・リドリーの
『レディエント・バーミン Radiant Vermin』を舞台化したものです
演出は先進的な手法でデジタル的とでも言うのでしょうか、空想的で感性に訴える表現手法です
この日、幸いにも前方二列目の座席で間近に舞台を観ることができましたが
吉高由里子さんはとても美人で可愛かったです
私は途中で居眠りをしてしまい
舞台の終わりの(カーテンコール)出演者全員のご挨拶トークの場面で
吉高由里子さんに「今日は居眠りをしている人がいましたけれど
こういうステージはお客さんと一体になって成り立つものですからね」と
目の前で訴えるように言われ、ギクっとしてしまいました
今日一番の緊張シーンでした
また、高橋一生さんは間近で観ていても
テレビ画面から伝わる雰囲気と同じで
「しなやか」という表現が合う俳優さんですね
優しさが体から滲み出ていて
繊細で物静かな演技演出が素敵でした
若い頃の筒井道隆さんを重ねて見てしまいますね

ストーリーは若い新婚夫婦が新居を夢見ているところに
夢が現実になり素敵な新居を手に入れる物語です
ところが新居に付いてきたのは夢と犠牲でした
自分の家を夢のように素敵に魔法をかけて作り変える
住んでいる街まで夢のように魔法で素敵に作り変える
ところが幸せと引き換えに犠牲が生まれていくのでした
喜びごとと背中合わせで、街に不幸が沸き起こる
それに戸惑い恐れを抱くふたり
作者は人世の世界は犠牲を払いながら幸せをつかんでいくことを表現したかったのでしょうか
自分の幸福 他人の不幸の犠牲
そこに人生の哲学があるはずで
観る人の人生観で感想も変わってくるようです



