The Hollywood Reporter より音楽評論記事を翻訳してご紹介します
“Over the Rainbow”
BY ANTHONY TRINGALI, STEPHEN COX
MARCH 6, 2024
映画の中でガーランドが歌う「虹の彼方に」ほどパワフルで痛烈なパフォーマンスはありませんが、
この曲が黎明期にどれほどもろいものであったかは想像に難くありません
1939年夏、『オズの魔法使い』のスニーク・プレビューでは、
観客は私たちが知っているのとは明らかに異なるバージョンの映画を鑑賞しました
2回目の試写では、「虹の彼方に」の痕跡はすべて突然取り除かれていました
「ハロルドと私は気が狂いそうになりました」
「これがショーのバラードだとわかっていました」
「私たちは懇願し、泣き……髪を掻きむしりました」
歴史的な証言では、MGMのスターが埃っぽい田舎町で歌うのは
「品位に欠ける」と抗議した名もなきMGMの重役たちに矛先が向けられるのが一般的ですが、
ハーバーグは、映画の監督であるヴィクター・フレミングが
「オフィスに入ってきて……彼は言ったんです」
「あのナンバーのせいで、ショーの最初の部分がすごく遅いんです」
しかし、最終的に斧を振るったのはプロデューサーのマーヴィン・ルロイでした
私たちは行動を起こすことにしました
フロントオフィスにも、バックオフィスにも行きました
『オズの魔法使い』の監督もプロデューサーもこの決断を支持していました
それは、アーレンとハーバーグを最初から支持していたアーサー・フリードは、
フレミングとルロイを迂回し、スタジオのトップであるルイス・B・メイヤーに直訴しました
「この曲が残るか、私が去るか、それだけだ!」と彼は要求したと言われています
新星のプロデューサーを失いたくないメイヤーは猶予を与え、曲は復活
アーレンとハーバーグが1939年度のアカデミー歌曲賞を受賞したことで、
フリードの正当性が証明されました
この映画から85周年を迎えた今、これほど真実味のあることはないでしょう
出演者と絡み合った曲があるとすれば、それはこの曲と比類なきジュディ・ガーランドでしょう
「この曲は私の人生の一部となりました」
「誰もが夢見る願望を象徴しているからこそ、この曲を聴いて涙を流す人がいるのでしょう」
「今でも私の心に一番近い曲です」
そして偶然にも、1969年3月にデンマークで行われた彼女の最後のコンサートで、
観客の前で披露された最後のナンバーが「Over the Rainbow」でした
彼女はそのわずか3ヵ月後にこの世を去ることになります
このバラードは、フランク・シナトラ、エラ・フィッツジェラルド、
レイ・チャールズ、トニー・ベネットから、
ハワイアン・パフォーマーのイスラエル・カマカウィウォオレ、
アリアナ・グランデ、トリシャ・イヤーウッド、
そして有名なパティ・ラベルによるソウルフルな演奏まで、
何十年もの間、何百人もの歌手によって解釈され、レコーディングされてきました
ファインスタインは、この曲の深い地位をこう評価します
「虹の彼方に」という曲が過剰に露出されるようになったのは、
ある音楽に対する人々の愛と憧れのせいです
そして確かに、愛され、名作となった映画に登場するという
ユニークなポジションのおかげでもあります
この曲は、もしかしたらアメリカで最もよく知られた歌かもしれません
『ハッピーバースデー』もね
つまり、そのレベルまで来ているんです
(記事文章終わり)
Judy Garland – Somewhere Over the Rainbow の歌詞和訳
[Verse 1]
Somewhere over the rainbow
Way up high
There’s a land that I heard of
Once in a lullaby
虹の彼方の空遠く
ずっと遙か高いところに
かつて子守歌で聞いたことのある国がある
[Verse 2]
Somewhere over the rainbow
Skies are blue
And the dreams that you dare to dream
Really do come true
虹の彼方の空高く
天に広がる青い空
夢に向かって立ち向かう勇気は
ほんとうに夢を叶えることになる
[Bridge]
Someday I’ll wish upon a star
And wake up where the clouds are far behind me
Where troubles melt like lemon drops
Away above the chimney tops
That’s where you’ll find me
いつの日か、星に願いをかけましょう
目覚めたときには、雲は私の遙か後ろ
煙突の先っぽのずっと上で
悩みはレモンの雫の雨になる(レモンドロップ(飴)のように溶ける)
私はここよ、ここにいる
[Verse 3]
Somewhere over the rainbow
Bluebirds fly
Birds fly over the rainbow
Why, then, oh, why can’t I?
虹の彼方のどこか遠くに
青い鳥が飛んでいる
虹の彼方に飛んでいる
なぜ?、私には出来ないことだろうか?
[Outro]
If happy little bluebirds fly
Beyond the rainbow
Why, oh, why can’t I?
幸せの小さな青い鳥が虹の彼方に飛んでいる
なぜ?、私には出来ないことだろうか?
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翻訳 Temperamental Instrument The Flute
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翻訳はリーダーズ英和辞典(研究社)及び リーダーズ・プラス(研究社)を基本としています
